売り上げを1兆2700億減らした社長の交代

 49300→46526→46172→42172→36600
上の数字はなんだと思いますか。
一番左は2005年度のNECの売り上げ4兆9300億円。
2番目は2006年度、矢野社長就任の年。次が2年目、一番右が4年目の2009年度の予想売り上げ3兆6600億円である。
在任4年間で1兆2700億円も売り上げを減らした社長はそうそういないのではないだろうか。不景気が重なったと言ってもである。
2009年度3Qの業績が出て、改善方向と言われる電機8社のうち、NECは減収減益。
2010年新年の挨拶では、そぶりも見せなかったが、2月25日突然の社長交代。
やはりこの業績では退陣やむなしと判断せざるを得なかったのだろう。


しかし、しかしである。矢野さんは売り上げを大幅に減少させ社長退陣して責任をとったように思えたが、さにあらず、今度は代表権のある「会長」になるという。
これでは責任を取ったことにはならないだろう。
社長失格としか思えない散々な業績を残した人が、なぜ会長になれるのか。
不思議だ。他の役員は何も言わないのか、言えないのか。
常務の遠藤氏が昇格して社長になるという。新社長には大いに期待したいが、まともに責任を取れない会長が上にいては、新社長は腕をふるえないのではないかと心配になる。
矢野さんは、完全にNECを去るべきだ。


それともうひとつ、発表された役員の異動で気になることがある。
副社長以下11名の役員が退任し、新たに11名の役員が就任する。これで役員数は変わらない。会社の売り上げは減少したのになんで同じ数の役員が必要なのか。
さらに、退任する役員11名は顧問として残るという。この人たちにも売り上げを大幅減少させた責任の一端はあるはず。ところがトップの矢野さんが会長として残るのだから、我々も残る。ということか。


NECは昨年の春闘のさなか、会社から急遽「緊急費用削減策」という春闘逆提案が出された。フレックス休止、残業代削減、出張費削減、など従業員に「我慢」を強いるものだった。
さらに会社の「残業ゼロ施策」は従業員に生活苦とサービス労働を強いる結果となっている。


従業員には徹底した経費削減で苦しみを与えていながら、役員は退任しても、NECに居残って多額の「経費」を浪費している。
11名+矢野新会長の給与はどれくらいだろうか。
大変大きな額になると思いますよ。
退任役員が居座ることによって、「固定費」が増え、これはそのまま従業員へいっそうの「経費削減」を押し付け、苦しみを増幅させることになる。


6月の株主総会では、こういう不条理が徹底的に暴かれることを期待したい。



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    売り上げ減少の大きな理由は事業売却に有る。
    だが、本来事業売却は「選択と集中」のためにするものであり、利益率の向上を狙うべきもののはずである。
    結果は事業売却益で辛うじて黒、単なる縮小均衡で終わった。
    非常〜ぉに暗い未来を見せつけられて社員は何のために我慢しているのであろうか?
    • miew
    • 2010/03/27 11:14 AM
    >社員は何のために我慢しているのであろうか?

    潰れるまでは給料泥棒をするためじゃないニカ?
    • < `∀´ >
    • 2011/08/25 11:17 PM
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